国土交通省統計(H15,「道路構造物の今後の管理・更新のあり方」)
国が管理する長さ15m以上の大規模な橋は全国に約1万8千、県で約4万、
市町村で約8万。そのうち4割近くが60年代〜70年代の高度経済成
長期に建設されたものだそうです。
我々は市町村をターゲットにしていかなければならない。
二次製品屋への情報提供。
補修情報の共有→情報提供
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こういう社会資本の整備は戦後の高度成長期に一気に推し進められたそう。月
日は流れ、そろそろ耐用年数が気になる時代。ここで冒頭の橋の話に戻ります。国土交通省の統計(H15,「道路構造物の今後の管理・更新のあり方」)によ
りますと、国が管理する長さ15m以上の大規模な橋は全国に約1万8千、県で約4万、市町村で約8万。そのうち4割近くが60年代〜70年代の高度経済成
長期に建設されたものだそうです。
同省では橋の耐用年数は50年。現在50年を過ぎて落橋の危険性のある橋は全体の8%ですが、2010年頃には10%、2015年には20%、2030年
頃には約60%に達するとか。もちろん全然補修しなければ、の数字ですが。ちなみに06年に同省で試算した橋の架け替え費用は橋1本当たり約7億円で、現
存する国道にかかる橋梁を架け替えるには13兆円近くかかるという計算。
通常国会では道路特定財源の無駄遣い、例えばマッサージチェア購入とか研修旅行丸抱えとか、が話題となっています。ガソリン等の税率が暫定2倍となってい
るので、元に戻せという野党の主張。無駄遣い以外にもガソリン価格の高騰を考えれば「なるほど」と思えます。継続を主張する政府・与党の理由には、高速道
路や僻地の道路整備はありますが、古い道路の補修、特にこんな橋の事は表に出てませんよね。公共事業の無駄を追求するジャーナリストの方が国土交通省にイ
ンタビューしたところ、上記国直轄、ではない高速道・都道府県・市町村管理の橋梁に関するデータ・試算はないそうです。メンテナンスは本当に大丈夫なの?
・・・
そして、今日、
夏の参院選に立候補を表明した三橋貴明氏が政策のひ
とつにこんなことを・・・
皆さんは、崩落寸前にも関わらず、公共投資削減の影響でメンテナンスができ
ず、通行禁止になっている橋梁が、日本国内に121基もあることを知っていますか? あるいは損傷がひどく、橋の寿命(およそ五十年)に至っていないにも
関わらず、大型車の通行が禁止されている橋が、国内に680基もあることを知っていますか?
わずか6年後の2016年に、橋の寿命である五十年を経過した橋が3万基に達することを知っていますか? 橋が通れなくなるということは、「橋の向こう
側に行けなくなる、住めなくなる」ということを意味しています。
あるいは、5年後の2015年に、建設50年を経過したトンネルが4万7295にも達するという事実を知っていますか。トンネルの寿命も、橋梁とほぼ同
じ五十年です。わずか五年後には、日本国内の五万近いトンネルの「向こう側に住めなくなる」という事態が待ち受けている可能性があるのです。http://plaza.rakuten.co.jp/y2yumisio/diary/201002080001/